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「グループ運動」転倒リスク低い 成城大学林尊弘助教らのグループが行った研究について、テレビ報道があったことを近藤克則先生よりメールでお教えいただきました。 NHK東海のニュース番組での報道でしたので、ご存知ない方が多いかと思い、紹介させていただきます。 報道の内容は、高齢者が運動する場合、グループで行った方が1人で行うより転倒するリスクが低くなるという研究結果を、愛知県東海市にある星城大学などの研究グループがまとめたというものです。 教えていただいたプレスリリースによれば、65歳以上の要介護認定を受けていない男女へのアンケート調査行ったJAGES(Japan Gerontological Evaluation Study, 日本老年学的評価研究)プロジェクトのデータを使用し、19,257人の回答を分析。 分析対象者のうち、運動をしていない人は7,598人、「1人」で行っている人は7,849人、「グループを含む」運動をしている人は3,810人で、転倒経験(複数回)は887人(4.6%)の高齢者で経験しており、運動をしていない人で456人(6.0%)、運動を1人で行っている人で327人(4.2%)、グループを含む運動を行っている人で104人(2.7%)。運動実施パターンと転倒経験との関連の分析の結果、運動を1人で行っている人よりグループを含んでいる人で転倒が少ないことがわかったということです(オッズ比0.75、統計学的有意差あり)。 グループ形式での健康運動教室の展開をめざして取り組む私たちにとっては、力強い励ましとなるものに思います。 井上 報道 プレスリリース